川越の歴史に基づき「河越抹茶」を定義。特にこだわりの強い地域の茶生産者の方々の協力のもと、希少価値の高い高品質な抹茶を安定的に供給できるよう体制を整えています。

2019年4月26日に「河越抹茶」が地域団体商標に登録。流通において「NPO法人河越抹茶の会」を経由した抹茶のみを「河越抹茶」として認定し、ブランドロゴを含め管理しています。

川越の商店を中心に「河越抹茶」を使用した商品の開発・販売にご協力いただいています。「河越抹茶」の魅力をより知ってもらうために日本全国の飲食店で取り扱ってもらえるように努めています。

“州の北、河越の野に狭山あり”と言う一文から始まる出雲祝神社（入間市宮寺）にある「重闢茶場碑（かさねてひらくちゃじょうのひ）」。「重ねて闢く」とは一度閉じた茶作りを再開することを意味しています。天保３年（1832年頃）に建立されたこの茶場碑には戦国時代の混乱とともに衰退してしまった河越茶を狭山茶として蘇らせる経緯が記されています。

中国製天目茶碗

中国製の青磁・白磁

茶臼

旧河越領内にある「狭山碾茶工房 明日香」で「河越抹茶」はつくられています。

「茶園の見えるお茶つくり」を目指し栽培しています。

摘み取られた茶葉はたくさんの工程を経てこだわり抜かれた抹茶となります。

平安時代末期（河越氏の統治確立後）に、河越荘が京都の新日吉神社へ寄進されました。その時、比叡山麓の茶園から川越へ茶の木が伝わったといわれています。

最澄の弟子であった円仁が川越に無量寿寺（中院）を創設しました。その時、京より茶の実を携え境内に薬用として栽培したのが始まりといわれています。

鎌倉時代、鎌倉では上流武士の間で飲茶が流行していました。当時、鎌倉幕府に重用されていた河越氏がその飲茶の習慣を河越へ持ち帰ったといわれています。